循環器内科Q&A

血圧は、年齢にもよりますが収縮期血圧130mmHg以上、拡張期血圧80以上が続くと注意が必要です。血圧はストレス、睡眠、喫煙、運動不足、食生活など様々な要素で変化します。

検診などで高血圧を指摘された場合、まず前述した生活習慣を見直し、自宅血圧を測定してみてください。それでも高い場合は医師に相談することをお勧めします。

高血圧はほとんど自覚症状がありませんが、持続すると脳梗塞や心筋梗塞など致死的な重大な疾患の原因となります。症状ないからと放置することのないようにご注意ください。

心臓は心筋という筋肉で出来ており、その周りには心筋を栄養する血管、冠動脈が通っています。その冠動脈に動脈硬化が起こり、血流が悪くなり、心筋の酸素不足がおこった状態を狭心症、血管が完全に閉塞し心筋が壊死してしまった状態を心筋梗塞と言います。
血管の詰まりどころが悪く根元でつまってしまうと広範囲に心筋壊死がおこり、致命的となります。

動脈硬化の原因は、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、喫煙、肥満です。これらのリスクを持っている方はしっかりリスクコントロールすること、また少しでも胸の違和感、痛みがあった場合我慢せずに医師に相談することをお勧めします。

不整脈といっても、治療が必要なもの、放置しても問題ないもの、脈のはやいタイプ、遅いタイプ、など種類は様々です。自覚症状としては動悸、脈の欠滞、めまい、失神などが代表的でそういった症状があった場合心電図をとる必要があります。

以前は完治が困難と言われた心房細動もカテーテルアブデーションの進歩によりかなり高い確率で根治が可能となりました。
検診にて不整脈の指摘があった場合、脈の異常の症状がある場合は循環器専門医にご相談ください。